カテゴリ: Vol.5 ~ 目次 ~

スピード・キングとマリー・ガーランドは、薄汚い空気が漂う寂れた小さな街のライブハウスに居た。この街の孤児施設に例のライブコンサートの話を相談した所、施設出身の子達が作っているロックバンドがあると聞いて二人はそのバンドがステージ演奏しているというこのライブ ...

スピード・キングは、ベースを弾きながらパワフルに歌いまくるニーナの歌声に言い知れぬ何かを感じた。 3曲ほど演奏して、カウンターにカクテルを飲みに来たニーナにキングが話しかけた。 「いい声してるな」 声をかけてきた男の顔は、どことなく懐かしさを感じさせるも ...

マリーは、春休みの間Bison工房にお泊りしている。任務で家を留守にする事が多かったケイクだったので、マリーは子供の頃からよくここで寝泊りしていた。 ここにはマリーの部屋だってある。 「マリー、ちょっとぉ~~~!」 ママが大声で叫ぶ。 「ママ!どうしたの?」  ...

Bison工房の裏庭にあるヘリポートにド派手なDestinyカラーのMi24ハインド攻撃ヘリが爆音を轟かせて降りてきた。工房のドアが開いてスピード・キングとアドバン・J・ルークが現れた。 「ママいるかい!あれ? ニーナじゃないか。なんでここに?」 「はい、これでしょ」 ニ ...

ニーナが住む小さな街では、都会のような遊楽施設や繁華街などもなく、刺激的な要素があまりにも乏しい。 今回のコンサートの話は、街中の若者達の心を刺激し、コンサート会場となっている街外れの牧場の平原には若者達がこぞって集ってきていた。 孤児施設の子供達も、ラ ...

ニーナ達のバンドが数曲の演奏を終えた頃には日も完全に沈み(※ こちらの曲を聴きながらお楽しみください)照明で鮮やかに照らし出されたステージにスピード・キングが立った。物事を心に深く感じ取る働きを〝感性〟という。卓越した感性の持ち主達は、不運な生い立ちや恵ま ...

演奏は、終盤をむかえケイクがグレッチのセミアコを手に、ステージにあがった。 ストラップを肩にかけしばしボリュームとトーンを調整する。 納得のいくセッティングが出たようだ。 軽く手をあげ、ミキサーに合図する。 ケイクは他のメンバーをぐるりと見回した。 皆が ...

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